第五回(2012年度)

【一般部門】

大賞:「常套的ノスタルジック」あまぎ れん

<あらすじ>

 小さい頃から田舎に住んでいた「私」はまだ見たことのない東京に強い憧れを抱きながら成長した。大学生になった「私」は一人暮らしをし、東京の大学に通っている。

 帰郷を果たし、故郷から東京へと帰る鈍行列車の中、「私」は過去に思いを馳せていく。母や姉、友人のミヤとの思い出、徐々に強まっていく、狭い世界を抜け出したいという願い。すると、回想に耽っていた「私」の前に、吉田と名乗る男性が現れて……。

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佳作:「生まれてここにいるから空の眼をしていない」真下三月

<あらすじ>

 近ごろ物の名前が思い出せず、自分の中で言葉が崩壊していくような感覚に陥ることの多い「私」。そんな「私」の友人、風子(ふうこ)から「小鳥ちゃん」が風邪をひいたことを知る。

 「小鳥ちゃんは、守ってあげなきゃ死んじゃうんだよ」と言う風子に誘われ、「小鳥ちゃん」のお見舞いに向かう「私」は、会ったことのない「小鳥ちゃん」について想像を巡らせていくが……。

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佳作:「生」笠井央人

<あらすじ>
昔小説家になる夢をずっと捨てきれなかった「僕」は、妻の佳純(かすみ)に支えられながら、賞に応募しつづけていた。だが、その夢に区切りをつけ、雑誌記者として働き始めた「僕」と、それでも「僕」が小説を書くことを応援し続ける佳純との間には溝が生まれ、二人は離婚に至った。

 それから18年。「僕」は取材先のアメリカで、彼女が亡くなったとの知らせを受ける。

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【ベリーショート部門】

「贋作まくらおとし図」此礼木冨嘉

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「来客」蚯蚓乃干物

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「衛星軌道上の救世主」太刀川るい

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